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去年と同じものを贈るのはアリか

プレゼントで去年と同じものを贈っていいのか。ジャンルが同じなのか、まったく同じ商品なのかで答えが変わります。手抜きに見える場合と見えない場合の線引きをまとめました。

「同じ」には3つの段階がある

去年と同じものを贈っていいのか。この質問に一律の答えはありません。何が同じなのかで話が変わるからです。 同じには3つの段階があります。 1つ目は、ジャンルが同じ。去年もスニーカー、今年もスニーカー。中身は違います。 2つ目は、商品が同じで中身が違う。同じブランドの同じシリーズだけれど、色や型番が違う。 3つ目は、まったく同じ商品。品番まで一致しているものを、もう一度贈る。 この3つは、まったく別の話として扱う必要があります。1つ目はむしろ推奨されることで、3つ目は条件付きです。

ジャンルが同じなのは、問題ではない

1つ目、ジャンルが同じというケース。これは何の問題もありません。 去年もスニーカー、今年もスニーカー。中身が違えば、それは別の贈り物です。むしろジャンルを固定して中身だけ変える方が、毎年ゼロから探すより選ぶ精度が上がります。2年目には去年の反応が分かっているので、外す確率が下がる。 ここから先はもらう側の実感ですが、ジャンルが固定されていることをマンネリだと感じたことはありません。毎年同じ人からNIKEのスニーカーをもらい続けていますが、2足目から配色が振れはじめて、そこからは「次は何を選んでくれるんだろう」が毎年の楽しみになりました。ジャンルが読めているのに中身が読めない、という状態が一番期待できます。 同じジャンルが続くことは、繰り返しではなく蓄積として受け取られます。ここを心配する必要はありません。

まったく同じ商品でも、消耗品なら問題ない

3つ目の、品番まで同じものを贈るケース。これも消耗品なら問題ありません。 去年贈ったスキンケアを使い切っているなら、在庫はゼロです。同じものが届いても「去年と同じ」にはなりません。むしろ気に入って使い切ったものが補充されるのは、贈り物として理想的な形です。 インク、コーヒー、入浴剤、化粧品。使えばなくなるジャンルは、同じものを何年でも贈れます。ここで無理に別のものへ変える必要はありません。 判断の基準は単純で、去年贈ったものが今もあるかどうかです。残っていないなら、同じものでいい。

残るものを同じ品番で贈るのは避ける

問題になるのは、残るものを同じ品番で贈る場合だけです。 同じ色のマフラーが2本、同じ型番の財布が2つ。これは相手が使い道に困ります。しかも「去年何を贈ったか覚えていない」という印象になる。手抜きに見えるのではなく、実際に確認していないことが伝わってしまいます。 残るジャンルで同じ商品を選びたい場合は、色を変えます。同じモデルのスニーカーでも、色が違えば別の一足として履かれます。ネクタイも同じで、柄が違えば束の中で別のものになる。 つまり避けるべきなのは「同じものを贈ること」ではなく「前に贈ったものを確認しないこと」です。確認したうえで同じものを選ぶのは、多くの場合正しい判断になります。

寿命が来ているなら、同じものが正解になる

残るジャンルでも、同じ品番が正解になる場面があります。寿命が来ているときです。 普段履きのスニーカーは3年で傷みます。4年目に1足目と同じモデルを贈るのは、繰り返しではなく更新です。相手はちょうど買い替えを考えている時期なので、必要なタイミングで必要なものが届くことになります。 同じことが、ブラシや財布やマフラーにも言えます。3年前に贈ったものが今どうなっているかを見れば、置き換えの時期かどうかは分かります。 この場合も色は変えます。同じ色だと「気づいていない」と受け取られることがあるからです。モデルは同じで色だけ違う、というのが一番きれいな更新の形になります。

判断の手順

まとめると、判断は3つの質問で決まります。 1つ目。去年贈ったものは消耗品か。使い切るものなら、同じものを贈って問題ありません。 2つ目。消耗品でないなら、それは今も使われているか。使われているなら同じ品番は避けて、色か型を変えます。使われていないなら、同じジャンルを続けるかどうかから考え直します。 3つ目。使われていて、しかも寿命が近いか。傷んでいるなら、同じモデルの色違いが正解になります。 どの質問にも、去年贈ったものを思い出せないと答えられません。「去年と同じでいいか」という迷いは、たいてい去年の記録がないことから来ています。逆に言えば、贈ったものを控えておくだけでこの迷いは毎年消えます。